#globe20th は『Remode』からはじまる!
"globe 20th"いよいよ始動!
僕らのglobeが、にわかに動き始めました!まず第一弾として公表されたのが、“RETRACKS”アルバム『Remode』のリリース。「ヴォーカル以外のトラックを一から作り直す」というリミックスとは異なる作品で、デビュー記念日を目前に控えた8月5日に発売されることが決定しました。
気になる収録曲は、ニコニコ生放送にて小室さん自らの口から発表されました。
明らかになったのは、全20曲(予定)中18曲。「ヒット曲だけの選曲ではない」と小室さんがTwitterなどで発言していたとおり、絶妙な案配でアルバム曲も選ばれていました。
globeファン垂涎の楽曲の数々。どのへんがどうアガる選曲なのか。このエントリーでは、二十年来のglobeファン視点で見ていきたいと思います。
『Remode』収録曲を発表された順でおさらい
まずは収録曲を。以下は発表された順番で、収録曲順はまた異なるとのこと。これがどう配置されるのかも楽しみですね。
#01. FREEDOM
#02. FACE
#03. Love again
#04. wanna Be A Dreammaker
#05. SWEET PAIN
#06. Shine on you
#07. UNDER Your Sky
#08. You are the one
#09. Is this love
#10. on the way to YOU
#11. Many Classic Moments
#12. still growin' up
#13. 楽園の嘘
#14. OVER THE RAINBOW
#15. a song is born
#16. Anytime smokin' cigarette
#17. garden
#18. Wanderin' Destiny※斜体はアルバム曲
知っている曲、知らない曲、いろいろあると思います。ではこれらの楽曲はどういう曲なのか。収録アルバムで分類しながら、一曲ずつ振り返ってみたいと思います。
選ばれた18曲って、こんな曲
●1stアルバム『globe』:2曲
・「SWEET PAIN」(1995年11月)
→3rdシングル曲。デビュー曲からこの曲まで、MARCは実は英語でしか歌ってないんです。日本語で歌ったのは次のシングルDEPARTURESが初めて。これ豆知識。
・「FREEDOM」(1996年3月)
→400万枚を超すセールスを記録した本アルバムのリード曲でありシングル曲。「Wow Wow Wow Wow Yeah〜」というKEIKOの突き抜けるフェイクは、今なお心動かされます。そしてなんとこの曲のRemode版が、7月8日に先行配信されることもニコニコ生放送で発表されました!
●2ndアルバム『FACES PLACES』:3曲
・「Is this love」(1996年8月)
→1stアルバム後、初のシングル曲。これまでのダンスミュージックから一転、ミディアム調というのはかなりの冒険だったのでは、と個人的には思っています。globe初のPVは、制作費1億円をかけてアリゾナで撮影。
・「FACE」(1997年1月)
→「慰め合ったらそれぞれ 玄関のドアをひとりで開けよう」の「それぞれ」という言葉が秀逸、と椎名林檎がその昔に誉め称えていました。サビメロを、まるでBメロのように扱う構成もお見事。
・「Anytime smokin' cigarette」(1997年3月)
→同年4月にシングルカット。歌詞に出てくる「白い子猫」とはキティちゃんのこと。
●3rdアルバム『Love again』:4曲
・「Wanderin' Destiny」(1997年10月)
→リリースの間隔が2〜3ヶ月というのが当たり前だった当時、半年近い空白期間があったのちにリリースされた本作。その時期、KEIKOはバラエティ番組などに出演していました。アルバムver.は改めてレコーディングし直しているとか。
・「Love again」(1998年3月)
→globeの3人が再び集まったシングルでありアルバム。当初アルバムタイトルは『edge』としていたのが、この曲ができたため変更したのだとか。暗いだけのアルバムじゃないのは本作のおかげ。
・「UNDER Your Sky」(1998年3月)
→アルバム曲ながら特に人気のある曲。Love againツアーで夕日に照らされながら歌った光景は、ファンの中で語り継がれています。
・「You are the one」(1998年3月)
→原曲に対してMARCのRapパートが増えている一方、KEIKOのパートはカットされているんですよね(理由は不明)。Love againツアーで披露されたときの小室さんのピアノは、キレッキレ。しびれます。
●4thアルバム『Relation』:1曲
・「wanna Be A Dreammaker」(1998年9月)
→レコード大賞を受賞した曲。トランス期には新たなアレンジが加わって大きく化けた曲のひとつ。ライヴで盛り上がります。
●ベストアルバム『CRUISE RECORD』:1曲
・「still grown' up」(1999年9月)
→「汚れた雪だるま」という歌詞は、DEPARTURESレコーディング時の思い出を歌ったものだとMARCが以前語っていました。またPVでIs this loveが挿入されるのは、本作で小室さんが出てこなかったためだとか。
●5thアルバム『outernet』:3曲
・「on the way to YOU」(2000年3月)
→アルバムver.では、MARCのRapが追加されてglobe ver.に。またFACES PLACESのリズムが使われることで、「あの頃から聞こえていたの」というフレーズが別の意味を帯びて、より深みが増します。
・「garden」(2001年3月)
→globeトランス期の先駆けとしてこの曲をシングルリリースしたのは、実験的であり前衛的でした。『globe EDM SESSIONS』(2013年)にTK Remixが収録されていますが、そこからどうRETRACKされるのか。2015年版が楽しみです。
・「楽園の嘘」(2001年3月)
→知る人ぞ知るファンに人気のアルバム曲。かの浜崎あゆみさんも好きだとか。作詞はKEIKOで、曲タイトルは小室さん。globe初の日本語表記のタイトルで当時はとても驚きました。
●6thアルバム『Lights』:1曲
・「Many Classic Moments」(2002年2月)
→“メロディが空から降りてきた”というエピソードが有名。歌詞にある「記憶の城」とは、“揺るがないもの”という意味だそう。また、「歌詞で小室さんが反省しているのが分かるから好き」と松浦さんが語っていたのをどこかで読んだ記憶があります。
●7thアルバム『Lights2』:1曲
・「OVER THE RAINBOW」(2002年4月)
→口語体の歌詞が当時は新鮮でした。トランスをJ-POPに昇華させた代表曲だと思います。
●10thアルバム『maniac』:1曲
・「Shine on you」(2006年3月)
→『Remode』選曲の中で、いちばん意外だった曲。当時世間を賑わせていたホリエモンや漫画「20世紀少年」、TM NETWORK「Get Wiled」のフレーズなど、固有名詞が頻出する歌詞も聴きどころ。六本木に行くと聴きたくなる。
●その他
・「a song is born」(2001年12月)
→9.11のチャリティソングとして、KEIKOが浜崎あゆみさんとコラボレーションした楽曲。これをglobe ver.としてRETRACKだなんて、もはや新曲ですよね。“globeの曲”だけど浜崎さんによる歌詞って、ある意味凄い。
選曲されていないアルバムはこの2枚
思い出す限りのエピソードを織り交ぜながら僕なりに振り返ってみました。
数々のアルバムから満遍なく選曲されていたように思いますが、『LEVEL 4』(2003年3月)と『globe2 pop/rock』(2005年8月)からは残念ながら選ばれていません(!)。
去年の小室さんのソロアルバムの中で「Judgement」が生まれ変わっていたので後者はまだしも、トランス期を極めた『LEVEL 4』から一曲もなかったのは意外であり残念であり。
残りの2曲の枠で選ばれるのかどうか。個人的には「weather report」や「compass」 をお願いしたいですが、果たしていかに。
6.14、TK制作現場から生中継!
そして皆さまもすでにご存知かと思います。2015年6月14日 14時から、小室さんが『Remode』制作現場から生放送することも決まりました。そこで残りの2曲を制作(&発表)するとのこと!
来るべき8.9のその日に向かって、globeの灯火は高く燃え上がっていきそうですね。
ああ、楽しみ!