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globe、小室哲哉、AAAをメインに、音楽、映画、広告に関するアレコレ。

いろんな顔した「FACES PLACES」_Road to #globe20th

『Remode』19曲目は、FACES PLACES

globeは、そして小室さんは、globe 20thに向かって確実に前進しています。昨日6/14のニコニコ生放送で明らかになったRETRACKSアルバム『Remode』の19曲目は、名曲「FACES PLACES」でした。

 

FACES PLACES」といえば、超高音で歌う金髪のKEIKO。ドームツアーの皮切りと同タイミングの1997年3月、同名の2ndアルバムのリードシングルとしてリリースされました。KEIKOがいちばん好きというこの曲は、ファンにも愛されているとともに、実はバリエーションが多い曲でもあります。今回『Remode』に選曲されたのを機にどんなバリエーションがあるのか、振り返ってみたいと思います。

いろんな顔したFACES PLACE

#001_FACES PLACES(STRAIGHT RUN)/1997.03 

FACES PLACES(STRAIGHT RUN)

FACES PLACES(STRAIGHT RUN)

  • globe
  • J-Pop
  • ¥250

さまざまなバリエーションがあれど、結局はオリジナル版に戻るんですよね。「小室哲哉の孤独を感じた」とはKEIKOの弁。小室哲哉が自身の人生を振り返った歌詞が私的でありながらも抽象的でもあり、聴き手に共感を覚えさせます。ちなみにアレンジは、シングルとアルバム同じもの。

#002_FACES PLACES(DR. DISTORTO'S MIX)/1997.03

FACES PLACES REMIX

FACES PLACES REMIX

  • globe
  • J-Pop
  • ¥250

シングルのカップリングであるとともに、アルバムのラストを飾るリミックス。「Open Wide」や「Is this love」に似たやさしい音色は、憂鬱な日曜日の夜に聴きたくなる心地良さがあります。

#003_FACES PLACES(INSTRUMENTAL)/1997.03

FACES PLACES(INSTRUMENTAL)

FACES PLACES(INSTRUMENTAL)

  • globe
  • J-Pop
  • ¥250

歌入りとインストでその曲の表情が変わるのが、小室哲哉の凄いところ。能動的に聴いてしまうインストゥルメンタルのひとつです。

#004_FACES PLACES(live version)/1999.03

FACES PLACES(live version)

FACES PLACES(live version)

  • globe
  • J-Pop
  • ¥250

globe初のリミックスアルバム『FIRST REPRODUCTS』に収録されたライヴバージョン。JAZZYでROCKなグルーヴが、オリジナルとは違った魅力を放ちます。生っぽさがかっこいい。「In 1997 Lookin' for the FACE〜」というフレーズを、リリース年に合わせて「In 1999」と歌い替えているところもしびれる。

#005_FACES PLACES(Agressive Mix)/2000.08

ユーロビートが流行っていた当時、avexのアーティストはこぞってユーロビートに仕立てたリミックスアルバムを発売していました。その流れの中でリリースされた『SUPER EUROBEAT presents EURO global』に収録。当時ラジオのレギュラー番組「Drivin' a go go」のなかでKEIKOが、「あのFACES PLACESユーロビートにしちゃったんですぉ!?」と戸惑いとともに曲紹介したのが今でも印象に残っています。ちなみに発売レーベルはavex globeではなく、avex trax。サビフレーズをたくさん聴けるところが好き。

#006_FACES PLACES(Typhoon Remix)/2002.09 

FACES PLACES(Typhoon Mix)

FACES PLACES(Typhoon Mix)

  • globe
  • J-Pop
  • ¥250

小室さん以外の手によるリミックス。トランス期真っただ中のリミックスアルバム第2弾『global trance 2』に収録。メロディラインは少ないもののとても聴きやすい、おしゃれなリミックス。

 

#007_FACES PLACESiTunes Originals Version)/2005. 08 

FACES PLACES(iTunes Originals Version)

FACES PLACES(iTunes Originals Version)

  • globe
  • J-Pop
  • ¥250

Apple音楽配信を始めた2005年、iTunes Music Store(現iTunes Store)を立ち上げたときに、スタジオライブバージョンとして「Love goes on!!」「Precious Memories」とともに配信したバージョン。globe デビュー10周年でもあったこの年、オリジナルから熟成された深みのあるボーカルが魅力。「In 2005」と歌い替えています。

#008_FACES PLACES(Funky Carnival mix)/2014.02

FACES PLACES (Funky Carnival mix)

FACES PLACES (Funky Carnival mix)

  • globe
  • エレクトロニック
  • ¥250

「globeの灯火を消さないように」という想いを込めた、マークパンサーによるリミックスアルバム『GDM』に収録。EDM的でありながら、切なさを帯びたシンセのフレーズが印象的。KEIKOのボーカルをメインキーではなく、ハモりキーを使用しているのが、粋。

#009_FACES PLACES(Remode)/2015.08(予定)

そして今年、というか昨日、小室さんが制作したバージョン。RETRACKSアルバム『Remode』に収録される予定のバージョン。KEIKOのボーカル音源は、iTunes Originals Versionから使っているのかな?という気配。リリースまであと2ヶ月弱。楽しみでなりません!

 

なにげにカバーもありました

意外にもカバーもされているのであわせてご紹介。

#001_FACES PALCES - Ring Dung & Torauma

FACES PLACES

FACES PLACES

  • Ring Dung & Torauma
  • J-Pop
  • ¥250

リミックスアルバム『house o globe』と同時発売された、レゲエアルバム『Ragga globe ~Beautiful Journey~』に収録。なぜレゲエだったのか謎ですが、レゲエであっても哀愁を帯びているのはこの曲ならではの特徴かも知れません。

#002_FACES PLACES - Heavenz Feat. 初音ミク & 巡音ルカ/2012.03 

FACES PLACES

FACES PLACES

小室さんとボーカロイドによるコラボアルバム『小室哲哉 meets VOCALOID』に収録。初音ミクのボーカルは好き嫌いが別れると思いますが、オケはかっこいいと思います。

 

ライヴでその魅力を発揮するFACES PLACES 

世間一般的にglobeといえば「DEPARTURES」ですが、それと同じくらい数多くのバリエーションがある「FACES PLACES」。ダンスミュージックや冬のバラードだけでなく、ロックな一面も大きな魅力のひとつです。上記ご紹介した音源以外にも、ライヴでもたくさん歌われているのでぜひそちらもチェックしてみてください。個人的なおすすめは、Relationツアー。KEIKOのウェットなボーカルがたまりません!

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