ジャンルを超えてゆけ。Newバンド「The Order Made」のライヴを初体験!@西川口Hearts(2014.02.09)
2013年に活動を休止したPurple Daysのメンバーであるvo.吉田ワタルさんとkey.石坂翔太さんが新しく組んだバンド、The Order Madeのライヴへ行ってきました。
|2014年2月9日(日)『SAITAMA OVERFLOW PARTY』
|@西川口 Live House Hearts
|w/z Higher The Rat, GUYZ, SONG ORDER, GrandStand, Marlet Mine
音源を全く聴いたことがないままライヴへ行くという、なかなか無謀な試みでしたが、とても良かった!行って良かった!と心から思えたライヴでした。
The Order Madeは、昨年11月から活動を開始したバンドで、ツインヴォーカル、ツインギター、ベース、キーボード、ドラムという構成の6人組。
[1st mini album “The Order Made” トレイラー]
目当てに行ったバンドの音をライヴで初めて聴くという、ある意味では贅沢な体験をしたわけですが、その第一印象は、Purple Daysとはガラリと方向性が変わった!かつてのavexっぽさは皆無だし、テケテケなシンセも、90'sなギターフレーズもない!こうきたかー!と。
……そう思っていたのですが、ライヴを体感した後、ここ数日でCDを繰り返し繰り返し聴いていくうちに、そんなふうに決めつけてしまうのは早計だと気付きました。
ライヴだとシンセの音がそれほど前に出てなく、バンド色が強かったのですが、このCDを聴けば聴くほどに、随所に“らしさ”が見え隠れしているのに気付いて、なるほど、これはPurple Daysの延長線上にあるバンドでありサウンドであると感じてきました。ミニアルバムも、5曲中4曲はWataru&Shotaコンビによる作詞作曲。つまりは、「アレンジ」次第で、曲の印象はさまざまにかたちを変えるんですよね。
音楽をジャンルで分類してしまうことほど無意味なことはないとは思いますが、SKAでPOPかと思いきや、Dragon Ashのようなミクスチャーっぽかったり、ちょっと懐かしい2000年代前半のロックバンドのテイストや、(僕の中での勝手なイメージでは)どことなくBARBEE BOYSっぽい80年代ロックバンドのノリとか、それこそPurple Daysの頃のようなテクノ系統もあったり、あらゆるジャンルをクロスオーバーしている。いろいろできちゃうぞ!と宣言しているようだし、今後さまざまな可能性を秘めているバンドだと思います。
会場限定で販売中のミニアルバム『The Order Made』。5曲入りで¥1,500。安い。ヴォーカルお二人のサインもいただいてしまった!わーい。
Wataruさんの音楽への想いはPurple Daysの頃から変わらず、やっぱりとっても、アツかった。こう言ってはナンですが、ファンの贔屓目かも知れませんが、“他とは向いている方向が違う”というか、ある一点に向かって突き進む“強い意志”を感じました。これからの活動がとても楽しみなバンド、The Order Made。ぜひまたライヴへ行きたいと思います。
---
◆夢を追いかけていない僕でさえ元気が沸いてくるPurple Days『READY STEADY GO』はぜひ聴いてほしい